こんにちは。子育て中の親にとって、子どもにスマホを持たせるかどうかは大きな悩みの一つですよね。「まだ早いんじゃないか？」「ネットのリスクは大丈夫？」と不安を感じるのは当然のこと。
ですが、実際にスマホを子どもに持たせてみた家庭では、「思っていたよりもよかった！」という声も多く聞かれます。今回は、子どもにスマートフォンを持たせたことで得られた前向きな体験談を5つ紹介しながら、そのメリットを詳しく掘り下げていきます。
目次
1.塾帰りも安心。家族の連絡手段として活躍
2,自分の予定を自分で管理！自立心の芽生え
3,離れていてもつながれる。祖父母との交流が深まった
4,災害時や緊急時に役立つ安心ツール
5,学習意欲がアップ！スマホが勉強の味方に
6,子どもにスマホを持たせる際のポイント
7,まとめ：スマホは「使い方次第」で強い味方になる
1. 塾帰りも安心。家族の連絡手段として活躍
最も多く聞かれるのが、「子どもとすぐに連絡が取れるようになって安心」という体験です。
「塾が終わった後に『今から帰るね』とメッセージが来るようになり、迎えのタイミングが分かりやすくなりました。遅くなる時も焦らずに済むし、心の余裕ができました。」（母・40代）
また、共働きの家庭では子どもが家に着いたことをスマホで報告してくれるという安心感も大きいです。LINEやメッセージ機能、また見守りアプリを通して、日々のちょっとしたやり取りが家族の安心感につながっています。
2. 自分の予定を自分で管理！自立心の芽生え
スマホを持つことで、子どもが「自分の時間を管理する」という意識を持ち始めたという声もあります。
「小6の娘が、スマホのカレンダーに習い事の予定を入れたり、宿題の締切をリマインドするようになりました。いちいち親が言わなくても動けるようになって、自立心が育ってきたなと感じます。」（父・30代）
これは、スマホを“遊び道具”だけでなく、“生活を整えるツール”として活用できている好例です。
子ども用スマホの中には、「使用時間の上限設定」や「学習アプリの優先表示」など、保護者が補助しつつ、自主性を育む設計のものも増えており、適切な設定が子どもの自立を後押しします。
3. 離れていてもつながれる。祖父母との交流が深まった
スマホは「遠くの家族とのコミュニケーション手段」としても非常に役立ちます。
「離れて暮らす祖父母と、娘がビデオ通話で週に一度話すようになりました。おじいちゃんおばあちゃんもとても喜んでくれていて、家族の絆が深まったと感じます。」（母・40代）
特にコロナ禍以降、「直接会えなくてもつながりを保ちたい」というニーズが高まり、スマホを通じたコミュニケーションの価値が見直されています。
LINEやZoom、FaceTimeなど、使いやすいツールを使って、小学生でも簡単に家族間の交流が可能です。
4. 災害時や緊急時に役立つ安心ツール
予想外の事態に備えて、スマホがあると非常に心強いという声も多く寄せられます。
「大雨で急に学校が早く終わったとき、子どもから『今○○のバス停にいる』とメッセージが届いて助かりました。連絡が取れなかったら、本当に心配だったと思います。」（父・50代）
また、災害発生時の安否確認や、避難情報の共有などにもスマホは有効です。GPS機能や緊急速報の受信なども含め、「持たせていてよかった」と感じる瞬間があるのが、こうした緊急時です。
5. 学習意欲がアップ！スマホが勉強の味方に
スマホ＝ゲームという印象を持たれがちですが、学習ツールとして活用する家庭も増えています。
「英検対策のために、息子が英単語アプリを毎日使っています。『今日も10単語覚えた！』と自分で目標を立てて取り組んでいる姿を見ると、スマホも使い方次第だなと思いました。」（母・30代）
最近では、小学生・中学生向けに設計された学習アプリも充実しており、クイズ形式のものやゲーム要素のあるものなど、楽しみながら勉強ができる設計になっています。
保護者と一緒に「どのアプリを入れるか」を話し合い、学びと楽しみのバランスを取りながら使わせることで、スマホが子どもの「伸びる力」を引き出す手助けになります。
6. 子どもにスマホを持たせる際のポイント
もちろん、スマホには依存やトラブルといったリスクもあります。前向きに活用するためには、以下のような工夫が大切です。
●利用ルールを最初にしっかり話し合う
- 使っていい時間帯
- 使用可能なアプリ
- SNS利用の有無
- トラブルがあったときの報告ルール
●フィルタリング・ペアレンタルコントロールを活用
- 有害サイトや課金コンテンツを制限
- スクリーンタイムで使用時間の確認・制限
●親も一緒にスマホを学ぶ姿勢を持つ
- 「スマホ禁止」ではなく、「一緒に正しく使う方法を考える」スタンスが大切
- 使い方を時々チェックしつつ、子どもを信じて見守る姿勢も忘れずに
7. まとめ：スマホは「使い方次第」で強い味方になる
今回紹介したように、子どもにスマホを持たせることで、安心・自立・学習・家族の絆といった多くのポジティブな変化が起こっています。
もちろん、スマホには注意すべき点もありますが、だからこそ親子でしっかり話し合い、使い方を一緒に学んでいくことが大切です。
スマホは「与える」だけで終わらせるのではなく、「育てる力を引き出すツール」として活用できるかどうかがカギ。
もしスマホを持たせようか悩んでいるなら、今回の体験談が参考になれば嬉しいです。